気を遣う洗濯物と言えば、デニム。着用頻度が高いものなので、洗濯しないで清潔に保つのはなかなか難しいですよね。
ということで今回は、「デニムのお洗濯に過炭酸ナトリウムが使えるのか?」という疑問についてお伝えしてみようと思います!
過炭酸ナトリウムでデニムは洗濯しても良いの?
まず、わたしなりの見解をお伝えするならば、「色々と面倒くさいのでやめておきましょう」ということです。
なにが面倒くさいのかと言いますと、
の心配をしないといけないからです。
過炭酸ナトリウムは、水に溶けるとアルカリ性を示し、タンパク質や脂質の汚れを落とす効果を発揮します。
これだけなら良いのですが、デニムに使われている「金属パーツ」にも反応してしまい、色が変わったりする場合があります。
ただ、ちょっと洗うくらいならそれほど問題はないとの意見もありますので金属パーツについてはそれほど気にすることはないかもしれません。
それよりも気になるのは、過炭酸ナトリウムの持つ漂白効果。過炭酸ナトリウムが分解して出来るか「酸化水素」によるものですね。
漂白効果といっても塩素系のように色が抜けて白デニムになってしまうようなことはありませんが、それでもこだわり派にとっては心配かと思います。
特に、茶や緑がかった色に染めているデニムについては、表面に金属イオンが付着している場合があります。(染める工程で使われる水溶液中の成分です)
この金属イオンが残っていた場合、過酸化水素と反応して色落ちする原因になります。
水温や濃度によって結果が異なりますので、一概にダメだとは言えませんが、素人が適当にチャレンジするにはリスクが大きいと思います。
また、目立たない部分で色落ちするかを確認するのが良い言われていますが、わたしだったら目立たない部分でも色落ちさしてしまうのは嫌です。
以上の理由から、デニム、特に大切なデニム製品には過炭酸ナトリウムは使わない方が良いという判断になりました。
デニムに適した洗濯方法は?
では、デニムはどうやって洗濯すれば良いのだ?と思うかもしれませんが、おすすめは「弱いアルカリ剤」です。
アルカリの強さによっては、先ほどお伝えしたように金属パーツに反応する心配もありますが、それは使うアルカリ剤の強さに注意すればそれほど気にしなくても大丈夫だと思います。
アルカリ剤で選ぶなら、
あたりになるでしょうか。
過炭酸ナトリウムが分解して出来るアルカリは、「炭酸ソーダ」ですので、セスキ炭酸ソーダのさらに上のアルカリです。
ですので、炭酸ソーダよりアルカリの弱いセスキ炭酸ソーダやもっと弱い重曹を使うと安心ということですね。
アルカリ剤については、こちらの記事に詳しくまとめてあります!
そんな人はいないと思いますが、デニム製品の煮洗い(熱湯)などはしないでくださいね。ぬるま湯程度で試してみてください。
それでも心配な場合は、もうデニム専用の洗剤を使いましょう。
それの代用品を探しているから、今調べているのかもしれませんが、色落ちなどを気にするのであればやはり、専用洗剤を使った方が断然安心です。
有名どころで言うとこちら。
【5/30まで全品P10倍&最大2千円OFFクーポン配布!!】MOMOTARO … |
もちはもち屋と言った感じでしょうか。
あれこれ悩むなら、一度使ってみても良いかもしれません!
ざっくりおまとめ。
合成洗剤を使うのがどうしても嫌なのであれば、弱めのアルカリ剤を。
特にこだわりがなく、上手にデニムを洗濯したいのであれば専用の合成洗剤を。
ざっくりまとめると、このようになります。
どちらの方が良いということもありませんので、あなたの好みに合わせて選んでみてくださいね。
とりあえず、過炭酸ナトリウムはあまりおすすめできないということです^^;