過炭酸ナトリウムを使ったお洗濯で注意しないといけないことのひとつに「色落ち」があります。
何も考えずにうっかりNGなものを洗濯してしまうと、びっくりするような変化を見ることになってしまいます…。
ということで今回は、「過炭酸ナトリウムで洗濯できないもの」について簡単にまとめてみました。
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過炭酸ナトリウムで色落ちや変色するものは?
それでは、順番に見てみましょう!
【草木染め】
過炭酸ナトリウムで洗濯できないものの代表格と言えば、草木染めされた生地です。
草木染めはその名の通り、植物の色素を使って染色するのですが、生地に色を定着させるために金属系の媒染剤を使用していることがあります。
金属系の媒染剤にも色々種類があるのですが、アルミの媒染剤を使うことがしばしばあります。
アルミはアルカリに反応して腐食する性質を持っていますので、草木染めされた生地もダメージを受けてしまうことになります。
色落ちというよいりも、変色といった方が良いかもしれません。
【生成り】
よく耳にする生成りという言葉ですが、実はこの言葉はもともと色を表す言葉ではありません。
「素材の持っているそのままの色」
つまり、漂白されていない自然のままの風合いのことを表しているんです。
なので、無漂白である生成りを過炭酸ナトリウムで洗濯してしまうと、漂白効果で白く色落ちしてしまう原因となります。
これではせっかくの優しい風合いが台無しですよね。。
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【デニム】
濃い色のデニムについては、過炭酸ナトリウムでなくても色落ちしていくものです。
なので、漂白効果のある過炭酸ナトリウムで洗うというのは、わざわざ色落ちさせるようなものです。
またデニムの中には、草木染めと同じように金属系(マンガンなど)の物質を使って染色している製品もあります。そうなってくると、ますます色落ちが心配になります。
デニムについては、こちらの生地に詳しくまとめました。
⇒ 「過炭酸ナトリウムでデニムは洗えるのか?について」
まとめ
今回は失敗の多い3つの生地についてご説明しましたが、基本的に色落ちしそうなものは全てNGと思ってもらえればよいでしょう。
せっかくキレイにしようと思って過炭酸ナトリウム洗濯をしているのに、洋服自体がダメになっては元も子もありません。
お洗濯の前には面倒でもしっかり分別することをおすすめします!
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